2024年11月26日に、「製造・建設の現場の遠隔支援とDX、スマホにはできない情報共有をウェアラブルカメラで実現する」を題材として、Webセミナーを開催いたしました。今回はその講演内容のポイントをご紹介します。
ポイントごとに3回に分けて更新いたしますので、更新をお楽しみに!
<ポイント1>映像DXソリューションが切り拓く業務効率化の新たな可能性
ザクティが映像DXソリューションを提供する背景には、三洋電機のデジタルカメラ部門が独立した企業であるという経緯があります。その技術基盤を活かし、2019年から提供を開始したソリューション事業では、大企業や公共機関を含む2500社以上で導入を積み重ねてきました。
弊社の主力サービスである遠隔支援ソリューションは、離れた現場作業員の目線映像をリアルタイムに共有し、オフィスや別の拠点から音声で指示を出せる仕組みです。この技術により、トラブル発生時でも現地に直接赴くことなく的確なサポートが可能になり、移動時間やコストの削減が図れます。さらに、遠隔支援導入の最大の効果は、空いた時間を他の業務に充て、全社的な業務の効率化や売上の拡大が見込める点です。
こうした遠隔支援の導入は、日本社会が抱える少子高齢化や人手不足、そして働き方改革といった課題に応えるものです。特に、熟練技術者の定年退職による技術継承の難しさや、現場管理の人員不足といった問題に対しては、遠隔支援の活用が有効です。例えば、目線の映像を保存・共有することで、リアルタイムの指導や教育だけでなく、技術継承にも活用できます。このほか、作業内容を映像記録として残すことで、顧客との認識の相違を防ぎ、信頼性や品質の向上を実現します。
▲CEATEC AWARD 2023授賞式の様子(左河野デジタル大臣(当時)、右弊社取締役社長 喜久川)
2023年のCEATEC AWARDで弊社の遠隔支援ソリューションがデジタル大臣賞を受賞したことからも遠隔支援の社会的意義は明らかです。少子高齢化への対応やDX推進の取り組みとして、政策主導によるアナログ規制の緩和が進む中で、遠隔支援の利用環境が整備されつつあり、多くの企業での導入が進んでいます。
<ポイント2>遠隔支援で用途が広がるウェアラブルカメラ:各業界での使われ方と効果 に続く
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